什么都不放

  昨日は、本当に「豆腐脳」の事を書こうと思っていたのです。ところが「とうふのう」を変換したら、偶然にも「党不能」と出たものだから、とさかが反応してしまい、ほんの少し書くつもりが、ついつい長文になってしまいました。orz  今日は「豆腐脳」のつづきです。

  店先の間口が非常に狭い上に店先で焼餅などを売っているので尚さら狭い。店員と客をかき分けて、店内に入った。7時を少し回ったばかりで、店内の客はまばらだ。テーブルに着くとすぐに老板(店主)が注文を取りにくる。私は中国語でゆっくりと“一碗豆腐花,什么都不放”(豆腐花を1つ、何も入れんといて)と注文した。30秒も待たない内に、発泡スチロールに入れられた豆腐花が目の前に置かれた。対面ではさっきから、おばーちゃんが一人 豆腐花を食べている。私の豆腐花に何も入ってないので、怪訝そうな顔で、私を見た。私はおもむろに、袋から容器と青紫蘇ドレッシングを取り出し容器にドレッシングと豆腐花を入れた。その間、おばーちゃんは、ズーっと手が止まっていたが、納得したかに見えて、再び食べ始めた。

  この店に通うようになった初めの頃は、調味料をそのまま豆腐花の上からかけていた。食べている内に、豆腐から離水した液で、どんどん調味料が薄まってしまうので、容器を持参して、豆腐のみを容器に移して食べるようにした。またその頃は「何も入れないで」と言っているにも関らず、店の定番の調味料が、かかってくる。これは、これで美味いのだが、生姜醤油やぽん酢などで食べたほうが、もっと美味い。何度言ってもたっぷりの調味料のかかった豆腐花が出てくる。ついに業を煮やして、容器に豆腐花が盛られるやいなや、老板からふんだくる様にして、テーブルに運んだ。それを食べていると毎回のように老板が傍にやってきて、私の持ってきた調味料に興味を示し「これ何?」と聞いてくるのには参る。私は「昨日と同じ」と同じことを毎回言う。

( ↑ この大鍋? から取り分けます)

(各種の薬味と調味料です。)

 お店の一般的な豆腐花には、乾燥オキアミ、葱、その他を上から乗っけて調味料をぶっかけているが、グルタミン酸ソーダーを山盛りかけているので、よくかき混ぜて食べないと、CRS(Chinese Restaurant Syndrome)を起こし気分が悪くなる。他の店には、黒蜜やフルーツを盛り合わせた甘味の豆腐花があるそうだが、これは遠慮したい。

テイクアウト用の豆腐花を作る機械。プラ容器に豆腐花や豆乳を入れ蓋をして加圧すればOK。機械の左横にあるのが、テイクアウト用のモノです。