吾等、「大連セクハラ隊」

中国で食事をする時、個室を予約しておくほうが良いでしょう。人数が少ないと個室が取れない時もあるので、8名の場合でも、10名位と鯖を読んで予約を入れる方が無難です。それから、冷えたビールを準備して置くように頼むのも忘れてはいけません。最近は冷えたビールを置くお店も増えてきましたが、ローカルのお店では冷えたビールは、まずないと思ってください。

前もって頼んでいても、準備が出来ていなく、私達が店に入ってから冷やし始めます。頼んだビールが運ばれて来ても、グラスが準備されないこともしばしばあります。(既にテーブルに食器がワンセット準備されている店は有料の場合があります。)グラスを服務員が持って来ても数が揃うことはありません。いつも、1,2個足りません。そして、ビールの栓抜きを持って来ません。だから、友人の I さんは、いつも「MY栓抜き」と「おつまみ」を携帯しています。ある時、リックにビール2本入れて来たのには驚きました。

 栓抜きを頼むと、しばら〜くしてから、持って来て、「開けますか?」と聞いてくるのには恐れ入る。これはまだ良いほうで、一人食事に行きビールを注文すると「何本、要りますか?」、グラスを頼むと「幾つ、要りますか?」と聞き返す服務員も少なくない。今度、「ビール1本、グラス20個」とでも言ってみようか?

  中華料理の注文の仕方ですが、一般的に人数分プラス1〜2品とスープを追加すれば充分です。一度に頼んでしまうと極端な場合、主食(ご飯や麺類など)やデザートが先に出される場合があるので、私は2、3回に分けて注文するようにしています。例えばの8人の場合、最初に冷菜を1、2品、熱菜を2品、この店の特色料理を1、2品注文します。服務員は必ず「少なすぎます」と言いますが無視します。食事が運ばれて食べ始め、頃合いを見計らって、熱菜、スープを追加注文します。最後に主食ですが、ご飯もの、麺類、点心、の各種類、色んな味が楽しめるように最小単位で注文すれば、いつも出来たてを美味しく食べることができます。


ここからが本日の本題です。
暫く、日本に帰っていた、H女士が大連に戻ってきた。歓迎会を例の「小桶豆腐」のお店で開き、8名の仲間が集まりました。
予約した部屋は準備出来ていましたが、ビールは例によって例の如し、あわてて、冷蔵庫の中に入れていました。

 いつもの通り少なめに1回目の料理を注文しました。服務員が「少なすぎます」、私「これだけでいいです。」注文を取った服務員が部屋から出ていきましたが、直ぐに戻ってきて、「豆腐が多すぎます。」 
普通は8名だったら、1、2個と言うところでしょうが、私が小桶豆腐を4個も注文したので、再確認にきたのでしょう。
するとH先生が 「今天我们来这里,为了吃豆腐。」 (今日、私達がここに来たのは、豆腐を食べにきたのです。)と言ったのです。 それを聞いて、服務員のおねーちゃん、一瞬、固まりましたが、すぐに部屋から出て行きました。

私はおねーちゃんが固まった原因はすぐ判りました。H先生がとんでもないことを言ったからです。さっき言った吃豆腐(豆腐を食べる)は中国語でセクハラをすると言う別の意味があります。「ねーちゃんを、からかいに来たんや」と言えば誰だって固まるでしょう。

劃して、ここに吾等、「大連セクハラ隊」が組織されたのであります。
何故、吃豆腐(豆腐を食べる)がセクハラなのかは、又後日。


記事とは関係ありませんが、「くみあげ豆腐」
あぁ〜豆腐食べたい・・・(実は、もう一つ意味があるのです。)