狮子头盖饭

 いつも行っているお店の狮子头のタレが美味しいので、ご飯と一緒に食べてみたかった。今日は、特別に注文して、作ってもらいました。服務員に、これくらいのお皿に、ご飯を隅の方に乗せて、狮子头と青梗菜を添えて、・・・・等等を説明して出来上がったのがコレです。
 今日は青梗菜ではなく、空心菜でした。青みものはタレをかけないで、ご飯の手前に添えたほうが景色はよい、これに椎茸を加わえ、ご飯の上に胡麻塩でも振りかければ更に好いと思う。タレは単品で注文した時と違って、ご飯に合う様に粘度があり、味も濃い目でまずまずの出来ばえでした。自分でアレンジしたオリジナル料理は格別に美味い。

 日本の丼の様な料理を中国では盖饭(gài fàn)と言います。野菜や肉の炒め物で蓋をしたご飯ものです。今日の料理はさしずめ狮子头盖饭とでも言ったところでしょうか。
 日本でカツ丼を注文しても、蓋が付いてこない店が多い。蓋があってこそ、うまいカツ丼が食べられます。蓋付きの丼物は運ばれてきても直ぐにふたを取って食べてはいけません。約1分30秒待つ、その間にご飯、トンカツ、卵が蒸れて、三位一体するのです。
親子丼、卵丼、牛丼は蓋を両手の親指で押さえ、丼自体をひっくり返す、するとショートパスした汁がご飯に染み渡る。決して「つゆだく」などを注文しては本当の美味い丼は食べられません。しかし、天丼はこの限りにあらず、すぐに食べなければいけません。
 お勘定の時、別の服務員が、「コノ料理はお昼のメニューに有りますよ。」
道理で、注文の時に私の中国語をすぐに理解出来た訳が判りました。
我的天啊!(Oh,my God)