アリッ!

 目が覚めました。野原新之助風に言うなら「今朝のオラ、何かおかしいゾ!」です。そうなんです、オラじゃなくて、マ○のほうなんですけど・・・。

 久しぶりです、こんな感覚は・・・・ っとここまで言えば男性諸氏なら誰でも気が付くはずです。

 中国語では“打伞”(傘をさす、本来の意味とは別でその形がその様に見える)と表現します。日本では“テントを張る”と言います。長さ、太さの民族格差的表現なんでしょうか? ならば、おとなり、キムチ国なら爪楊枝を・・・とでも表現するのでしょうか?(調査によると平均チ○長が短いらしい)

  どうしてこうになったのか判りませんでした。気分も良く、健康的な朝を迎えたことは確かです。

 授業の始まる前に、L老師に、「昨晩、蟻を食べました」と話すと、「蟻は腎臓に良い」と教えてくれました。中国漢方で言う腎臓とは、男性機能にも関係があると知っていましたので、納得しました。

 昨晩、食べたのは「蚂蚁炒蛋」(蟻と卵の炒めもの)です。
 判りやすく言えば、上湯(シャンタン:中華スープ)の入ったスクランブルエッグのようなモノです。色合いに青み野菜とニンジンの微塵切りが入っていました。蟻だけを食べると少し酸味がして、胡麻や苺の種を齧ったような食感でした。
 
 今回の「蚂蚁炒蛋」の効果を私が事前に知っていた訳でもないし、覚醒直後なので心理的な影響は全く受けてはいない。効果からさかのぼって、その物質を突き止めた「逆説的単盲検法」(単盲検法はあるが、これは私の造語)かな?  漢方などの薬理作用はこんな風にして見つけられてきたのかな?

 中国には古くから「医食同源」という言葉がありますが、この考え方は中国人食生活の基本として中国の人々に守られてきました。そして、蟻まで食材にしてしまう中国料理の幅と奥の広さに感心しました。(アリもアリですか? アリです。)

「蚂蚁炒蛋」22元    (別の皿に蟻だけ移し接写しました)

 我ガ軍ハ 本日未明、戰鬪準備 整ヘリ、サレド敵艦 コレヲ 未ダ発見セザルニ、コレニテ 任務終了。 

 临阵磨枪,不快也光  
「戦陣に立ってやっと槍を研ぎ出しても、時すでに遅しで、鋭くは研げないけど、でも多少はひかる」って感じ。 時々食べにいこ〜っと!!